昨今この国、もしかしたら日本に限った話ではないかもしれませんが弱者や失敗した人はなるべくしてなったというような理屈がまかり通っている(まかり通そうとしている人間に出会ったという個人的なものが大きいですが・・・)現状に一石を投じられればと思いこの記事を書いている次第です。
ただ前置きとして
成功者が頑張っていないという事ではない事
を付け加えさせてください。
一昔でいうとYouTube黎明期から活動してきたHIKAKINさん等は昔から今の今までずっと多忙なスケジュールで仕事をさせていてHIKAKINさんが成功したのはHIKAKINさんが努力し続けてきたという他ならないと思います。
ただ世の中は時流や時の運、その時々の人の繋がりや周りとのコネクションといった要素も相まってメチャクチャ努力しても成功(ここでは金銭的な成功とします)をつかめないことだってたぶんにしてあると思います。
はじめの一歩という漫画の鴨川会長という人が
「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!!成功した人間は皆すべからく努力しておる!」
という名言を残しているのですがこれが真理ではないかと思ってます。
ただね・・・いるんですよね
挫折している人間、失敗した人間に向かって
すべてお前が招いたことだ
ってマウント取ってくる有識者が!
もちろんアプローチの方法や行動するタイミング、コミュニケーションの方法など改善できる点もあってそれを変えればいずれ成功に繋がるかもしれません
成功をつかんでいるとされている方々は気の長くなるような時間をトライアンドエラーに捧げて今に至っていると思います。
でもね、だからといって気の長くなるような時間を費やしても成功(あくまでも経済面で)できない人はこの資本主義社会の構造として必然的に生まれますよね
競争社会では勝者と敗者が生まれるのが必然ですから
本人の置かれている状況を全て本人の行為がもたらしたと決めつけるバイアスの事を
公世界仮説
といいます
とりあえず自分なりにざっとまとめてみました
いいことをすればよい結果が、悪いことをすれば悪い結果がもたらされると考えるバイアスの事です
そもそも個人の努力が結果に100%繋がるという前提の元であれば結果が伴わなかったことに対して努力不足と言い切ってもよさそうですが・・・
この世界は様々な違いがあり、その違いが人類を進歩させてきたという側面はあると思います。皆が同じ容姿、同じ能力であればそもそも何かを変えようという意識が芽生えなかったとも思いますので(あくまで私の考えですが)
そしてその個々人の違いも私たちの行動が意図した結果にならないという事に繋がって行くと思われます・・・
そもそも我々の生きる社会は競争原理ありきの資本主義社会ですからピラミッド構造、言い換えると勝者と敗者が必ず生まれる仕組みとなります。
そうかんがえると
・犯罪の被害者はなるべくしてなった
・いじめられた側に非があったからいじめられている
・成功できないのはお前の努力が足りないから
上記のような論を100%否定するわけではありませんがよくよく見るとこの理屈って
成功者や地位の高い人に都合がよくないですか?
資本家や経営者は安いコストで自分の事業や会社を運営したいと考える人が大多数だと思います。だってそっちの方が利益がでますからね
利益=売上ー人件費含む経費
税金とかを抜けば単純にこの図式ですから、安くかつパフォーマンスの高く働いてくれる人間を生み出すには努力すれば成功できる、お金が増えるって人参をぶら下げておいて最終的にわたさなければいいだけの話ですから
しかも現代は(昔からあったかもしれませんが)こうすれば必ず儲かるというビジネスも盛んな気がします
例えば
1000万儲かる話を聞きたいのであれば100万払ってね
みたいな感じですよね。*全てが嘘だとは思いませんが私は成功への行為に再現性はないと思っている人間なので信じられませんね・・・反対にこれをすれば必ず失敗するというものはいくつでも思い浮かびますので失敗には再現性があると思いますが・・・
つらつらと書いてきましたが結論としては
成功というもの努力はモチロン必要です
ただ
努力以外の要素も大きく係わっているので頑張っても成果がでないからといって気に病む必要なない
むしろ誰かがアナタを頑張らせようとしているのであればそれは言っている側にとって都合のいい理屈であなたの為に言っているものではない可能性も大いにある
*お前の為に言っているという言葉は大体嘘ですからね・・・
という事で
・頑張らないという選択肢
・逃げるは恥だが役に立つという選択肢
・休むという選択肢
・諦めるという選択肢
・別の事をやる選択肢等々
をとったって全然OK!
という事を言いたかったそういった回でした!